【書評】野村克也監督が考える一流のリーダーになるために必要なこと
どうも!
男4人でルームシェアをしているだいちです!(/・ω・)/
働いていく上で必要な素質ってなんだろうか。
上司に従順であること?それとも自分の意見をしっかりと主張すること?
なんてことを考えながら本屋で探していたところ、こんな本を見つけました。
【一流のリーダーになる 野村の言葉】 著 野村克也
リーダーになんて私はなりたくはないけど、野村監督はどういう指導をしていたんだろうと純粋に興味があったので、少し中を覗いてみました。
パラパラっとめくっていくと、野村監督の現役から監督時代のことが紹介されていました。
現役の頃はどういう姿勢で野球に臨んでいたか、監督の頃、選手に対してどういう接し方をしていたのかが項目ごとに野球を例に紹介されており、それは会社の職場でも同様に大事なことだと思いました。
今日はその中でも特に印象が残った項目を挙げていきたいと思います。
基礎→基本→応用の順に教えよ。「基礎」なくして「応用」はない。
ピッチングを例にあげておられたのですが、下半身の力を上半身へスムーズに伝えることが出来て初めて体全体を使った投球ができ(基礎)、そして投球の基本であるストレートをベースに(基本)変化球を覚えていく(応用)。
この流れを守らず、いきなり変化球を覚えようとする小手先だけのピッチングをする人がプロ野球界に多いそうです。
これは会社の職場でも同じようなことが言えるなと思いました。
マニュアル営業トーク(基本)があるのに、いきなり自己流の営業トークを客先で繰り広げる。この小手先のテクニックでもしかしたら奇跡的に成功するかもしれない。
しかしこれではいざ失敗してしまったときに、何が悪かったのか自分で見直すことが出来ない。社会人生活は何十年も続くものです。
そのため土台である基礎や基本をしっかりと身に付けずに小手先だけで行っていると、そのうちメッキがはがれてきて、後々苦労するということが分かりました。
(私も覚えておかなければなりません・・・)
天才肌と言われる人間には、プライドをくすぐれ。
ここで野村監督は新庄選手に足腰を鍛えなさいという意図を理解してもらうために、投手の練習を指示します。新庄選手の性格を鑑みてのチョイスでしょうね。
彼は楽しんで投球練習をします。そして新庄選手は監督に「意外とストライクを取るのって難しいんですね!」と疑問を呈します。
何でも人並み以上に出来てしまう新庄選手だからこそ、あえて投手の練習をさせることによって足腰を鍛える必要性を論理的に理解させたんですね。
それから新庄選手は野村監督の言うことに「うんうん」と真剣に耳を傾けるようになりました。
このように新庄選手のような天才肌の選手には直接的に指摘・指導するのではなく、「あなたにはこんな才能があるんじゃないか?」とプライドをくすぐる方が、当人のモチベーションも上がり、ヒントを自分で見つけやすくなると紹介されています。
どの職場にも天才肌の人やプライドの高い人がいると思いますが、そうした人には上記のようにプライドをくすぐる言い方をした方が良いんだなと思いました。
以上です。
それではまた!(/・ω・)/